« 野村証券の奇っ怪な行動・これでいいの? | トップページ | 諦めるときにこそ希望がある »

日教組批判の前に自分を振り返ろ森元首相

 「親や子供を殺すようになったことが珍しくもない世の中になったのはなぜか。やはり戦後の日教組教育の大きな過ちだ。」と述べて森元首相が日教組を批判したとあった。そもそも戦後の教育行政に携わってきたのは誰か、教育方針を定める地位にあったのは誰か、戦後の政治に権力を行使する立場にあったのは自民党ではないのか。自分たちの誤りを棚に上げて日教組を批判するのは間違いではないのか。国民の支持率が20%台にしか過ぎなかった内閣総理大臣、まずこんな支持率しか得られないような政治をしていたから国民の心が乱れたのではないのか。そんなことを自覚できないような人間が総理大臣になる、こんな事が親が子供を殺したりする現象を生んだのではないのか。

 親子関係や地域の人間関係を希薄にしてきたのは社会構造の変化にある。教育を云々する前に、社会構造の変化に伴う人間関係の変化に注目しなければならない。自殺者が年間3万人を超える、この問題の方がはるかに大きな問題である。これは日教組の問題ではあるまい。政治家の施策の問題である。センセーショナルに尊属殺人を取り上げるより、こんな現象を論じることの方がはるかに重要である。

 訪日した中国人がブログで日本人論を展開していた。上海や北京と東京を比較すると外見上はもう東京にはひけを取らないし、地方へ行っても物理的にはもう中国は日本と肩を並べたように見える、と彼は述べていた。ショッピングセンターへ行っても売られているものは日本も中国も同じだとも書いている。だが日本人と中国人は大きく異なると述べていた。日本人の繊細さ、心遣い、勤勉さ、真面目さ、これらは中国人にはない日本人の特筆すべき特徴だと記していた。中国は経済大国にはなったが人心は日本人にはとても追いつけないと謙虚に自分たちを反省していた。こんな中国人が出てくることは素晴らしいことだ。中国は日本に肩を並べられる文明国になるだろう。

 日本人の心のありようは確かに昔に比べると劣化したように映るかもしれない。だが、日本人はまだまだ美点を持っている。日教組に属する教員が間違った教育をしたわけではあるまい。”デモシカ先生”と教員を蔑視させたのは誰なのか、そんなところをよく勉強して日教組批判はすべきだろう。”How are you?”と言うべきところを”Who are you?”と言ってアメリカ大統領を驚かせた日本国総理大臣、学生時代にもっと勉強すべきではなかったのか。

|

« 野村証券の奇っ怪な行動・これでいいの? | トップページ | 諦めるときにこそ希望がある »

「人生」カテゴリの記事

「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

「経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/198539/24651317

この記事へのトラックバック一覧です: 日教組批判の前に自分を振り返ろ森元首相:

« 野村証券の奇っ怪な行動・これでいいの? | トップページ | 諦めるときにこそ希望がある »