お父ちゃんたちばかりが、お饅頭を食べて
森巣博さんが「クーリエ・ジャポン」のコラム”越境者的ニッポン”に「日本は法治国家なのだろうか」と疑問を呈するエッセイを書いている。
「日本全国津々浦々の警察署で裏ガネが作られていたことはすでに明らかになっている。・・・・警察で裏ガネが作られる過程で、いったいどれだけの犯罪が重ねられてきたのか?嫌だ嫌だといっても、下っ端警察官は偽造領収書に署名捺印させられた。これが虚偽有印私文書作成・同行使。これだけで5年以下の青ベベである。書かせた奴は、強要罪。その領収書は会計課で処理されるから、ここでは、虚偽有印公文書作成・同行使、詐欺、公金横領が行われた。・・・・・一方、郵便受けに反戦ビラを入れたら、檻の中で75日間もしゃがまされる。これが、「法の下で万人が平等」な状態か?」
犯罪を取り締まる警察で、これだけの犯罪が行われているにもかかわらず、しょっ引かれた警察官のニュースは聞いたことがない。返還したから問題ないじゃん、と今まで通りにお饅頭を食べている。うまいことやっているのは警察だけではない。元防衛庁事務次官みたいに、時々表沙汰になって、魔女狩り的な犠牲者はでているが、これなど氷山の一角にしか過ぎないのではなかろうか。こんな状態が許されるのは、権力を監視するメカニズムが機能していないからだ。権力の監視者たるジャーナリズムが権力に肝を抜かれ、一緒になってお饅頭を食べている、これでは日本は民主主義を標榜する法治国家ではないのでは、と思ってしまう。
支持よりも不支持率が高い現内閣だが、国民の意を問う選挙を行うどころか、内閣改造が行われた。その内閣の閣僚の面々を見ているとこれから先も権力者ばかりがお饅頭を食べる社会が続きそうで面白くない。少なくとも改造前には”改革のともし火”だったミッチーの息子は見捨てられ、改革に反逆して自民党を追われたマドンナが復活した。国民に期待を持たせることはなく、権力者におべっかを使う連中だけがお饅頭を食べる社会が続く、これが何よりの証拠だ。私もそろそろ「末期高齢者」、姥捨て山に捨てられそうだ。
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