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真実とは不都合なものなのだ

 アメリカの元副大統領だったアル・ゴア氏が各地で行った地球環境に関する講演を取り上げた映画「不都合な真実」が話題になっている。地球環境に起こっている異変、この真実は人間にとっては不都合なのだけれども、それを認識せずにいいものなのか、この映画は訴えているようだ。

 人類がこの地球上に姿を現したのが10万年前と言われている。一万年前には人間は100万人に増え、一億人になったのが4500年前のようだ。それから一億人増えるのに2500年かかり、西暦1年2億人になった。チンギス・ハンが大帝国を作り上げたころの人間の数は5億人だった。産業革命が起こって人間の数は急速に増え、1960年には30億人になった。そして今現在は65億6700万人になり、時々刻々増加している。こんなに急速に増加した哺乳類に属する種はあったのだろうか。ホモ・サピエンスは成功したのか、この二足歩行の動物はどちらかといえば化け物の類だ。50キロの身体に1400CCの脳をつなげてしまった哀しいモンスターなのではないか。これは真実なのだ。

 地球は有限であるという「真実」は増え続け、欲望を膨らませる一方の人間にとっては不都合なことなのだ。しかしこれは真実なのである。今日、世界で排出されるゴミの量は年間100億トンと推定されている。日本人が出すゴミは年間一人当たり3500Kg、平均体重の60人分だ。リサイクルには努めているがゴミの山が彼方此方にできてしまうのはどうしようもない。

Dscf1150  当地に4000年ほど前に住んでいた人間が廃棄したゴミの跡、貝塚がある。土器と貝は腐敗せずに今もハッキリ見ることができるが、まあささやかな廃棄物だ。現在の貝塚は如何だろう。処分場はどこでも鼻つまみもので、設置に反対する住民が多い。

Save  この写真はナショナル・ジオグラフィックの一月号に掲載されたアマゾン流域の農場の状態を写したものだが、記事には「あなたがこの記事を読み終えるまでのわずか一時間ほどの間に、南米ブラジル・アマゾンではざっとサッカー場150個分の熱帯雨林が消失している。」とある。

 モンスターのホモ・サピエンスは地球を収奪し、自らの手で自らの存続を不可能にしようとしているのだ。「かけがえのない地球」という言葉が虚しくなるような行為を続けている。

 二酸化炭素の排出が地球温暖化につながっているとの警告にも、世界一豊かな国の大統領は「根拠がない。経済発展の妨げになる。」と国際的な条約に背を向けている。どこまで地球から収奪しようと言うのだろう。

 人類の生産活動に伴って進行している地球温暖化は「真実」なのだ。自己抑制は不都合なのだけれども、人類の子孫の存続を図るためには自己抑制は不可欠なのだ。進化の末に行き着いた「巨大な脳」の欲するがままの行動は、種の自滅につながるという「真実」を拒絶することはできないだろう。

 「たった30秒で、一人の農民が30年かけてもできないような破壊行為をやってのけるんです」とアマゾン流域に住む農民が語っているが、金の亡者になったホモ・サピエンスが「巨大な脳」の成果物を使って地球環境を破壊し続けている。

 地球はホモ・サピエンスのかけがえのない「故郷」なのではないのか。

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コメント

 環境問題には関心があったが、「日本人が出すゴミは年間一人当たり3500Kg」との記述には衝撃を受けた。まさかこれ程ゴミを出しているとは知らなかった。
 また、自然界で平均気温が一度上昇した場合の影響例をTVで見たが、たかが一度の上昇で何故こんなに大きな影響が出るのかとの気持ちが強い。
 ゴミ問題、気温上昇の影響がもたらす怖さを一般市民はそれほど理解していないように思う。
 プラスチックのリサイクルなどは企業が取り組んでいるが、これとて経済的に合わなければ本気で研究されないだろう。
 今や、経済性云々から切り離して環境問題に国をあげて取り組む必要がある筈。環境問題を抜きにしては、「美しい国」も作れないだろう。

投稿: yamaboushi | 2007年1月29日 (月) 14時35分

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受信: 2007年2月 6日 (火) 21時12分

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微生物が不都合な真実を救う不都合な真実の映画見てきました。アル・ゴアのセミナーを2時間聞く映画ですが硫黄島からの手紙と同じかそれ以上の映画でした。でも不都合な真実は微生物が地球を救う事に触れなかったアル・ゴアのえいが不都合な真実はアカデミー賞映画になるのは当然でした。そして、具体的な提案は、毎日私たちができることをするそうアル・ゴアは言っています地球温暖化にまず挑戦するには「地球に良いこと、地球をきれいにすること」が自分でも簡単にできて、しかも毎日のお掃除もラクチンになったら...... [続きを読む]

受信: 2007年3月18日 (日) 00時14分

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